発達障害関係の本・ご紹介Blog
〜『パパはアスペルガー!?』の副ブログ〜 発達障害に関する本の書評を、アスペルガー症候群の夫を持つ配偶者の視点から、書いて見ようと思います。
 
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『ねこは青、子ねこは黄緑 共感覚者が自ら語る不思議な世界』
文字や音に色がついて感じられたりするなどの共感覚の持ち主パトリシア・リン・ダフィーが、共感覚の説明や(アメリカでの)社会認知の歩みなどを綴った本です。




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『ねこは青、子ねこは黄緑 共感覚者が自ら語る不思議な世界』
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共感覚については、説明するのが難しいので、本書を読んで理解していただきたいと思います。

もちろん、日本人にも、共感覚の方はいらっしゃいます。
ぜひ、こういう不思議な感覚をお持ちの方がいらっしゃるということを、知ってほしいと思い紹介してみました。

娘を見ていると、
人間って本当に不思議で多様で複雑な生き物だなぁ〜
と実感できるのですが、この本を読むと、もっと人間ってすごい!とびっくりすると思います。


+++


もうひとつ、この本をご紹介した理由があります。

それは、著者や、その友人たちが、非共感覚者にではなく、同じ共感覚者に抱く、激しい憤りというか『イライラ』や『許しがたい、受け入れがたい』感情を持つ、という記述があり、そのような感情を抱く理由の分析が書かれているからです。

例えば、ある共感覚者Xさんにとって『A』は『赤色』なのに、別の共感覚者Yさんにとって『A』は『青色』であったりするらしいのです。
が、これは、XさんYさんともに、とうてい相手の言っていることを受け入れがたいことなのだそうです。

Xさんにとって『A』は『赤色』だということは、自分では変えることの出来ない『事実』であり、Yさんが『A』は『青色』だということは、『間違っている』のだそうです。
Xさんは、Yさんに、激しい怒りさえ覚えるそうです。

非共感覚者に対しては、
『A』は絶対に『青色』である、などと『間違った主張』
はしないので、こういう激しい感情を抱くことはないようです。


+++


時として、定型発達者から見ると理解できない、非定型発達当事者間の激しい論争が何故起こるのか、この本を読んで、原因がつかめたように感じました。(89ページ前後の記述を読んで)

自分と感覚が違うからといって社会から排除しないで欲しいと、定型発達者に訴える非定型発達の当事者の方が、
同じ非定型発達者に対しては
「自分と違う」
と言って、激しい攻撃をする。

定型発達者から見ると、理解しにくい当事者の方の気持ちを知る上で、この共感覚者の書いた本は、とても役に立つと思います。


ぜひ、ご一読下さい。



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テーマ:福祉関連のおすすめ本 - ジャンル:福祉・ボランティア

『発達障害だって大丈夫 自閉症の子を育てる幸せ』
著者は『アイコ16歳』の作者、堀田あけみさんです。
作家の他に、教育心理学者としても研究を重ねられている著者が、発達障害児の母として、書かれた本です。



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『発達障害だって大丈夫 自閉症の子を育てる幸せ』
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* * * * *


作家の書いた本だからといって、『文学調』の文章で書かれているとの先入観で読み始めた私は、まず、その文体にぶっ飛びました!

“流暢でなめらかで流れるような日本語”
を想定して読み始めたら、ぜんぜん違って“ぶっちゃけ話調”?

正直言うと、むっちゃ若い子の書いた文章みたいで、接続詞の使い方がよくわからなくて、オバサンの私には(といっても著者の年齢とは近いのですが…)とっても読み難かったです。
(途中で意味がわかんなくなって、何度も読み返したり…)


でも、とても心に残って、忘れることのできないフレーズがありました。

今日できたことが、明日もできるとは限らないのが、発達障害




何度も出でくるこのフレーズに触れていて、ハッとしました。

私はつれあいのQさんのアスペルガーのこと、まだまだ理解していなかったんだなぁ〜
って。


子供だけではありません。
大人の発達障害者だって、

今日できたことが、明日もできるとは限らない



のは、同じです。


まさにその通りなのに、ついつい日常生活では、そのことを忘れて怒ってしまいます。


頭では理解していたはずのことを、ストンと心に落としてくれたこの本に、感謝します。



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テーマ:福祉関連のおすすめ本 - ジャンル:福祉・ボランティア

『アスペルガー症候群〈高機能自閉症〉のすべてがわかる本 イラスト版』
『アスペルガー症候群〈高機能自閉症〉のすべてがわかる本 イラスト版』
iconは、講談社の健康ライブラリー イラスト版シリーズのアスペルガー症候群に関する1冊です。
佐々木正美先生の監修です。



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『アスペルガー症候群〈高機能自閉症〉のすべてがわかる本 イラスト版』
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* * * * *


このシリーズは、見開きで、イラストや図解や表を使って、一項目ごとにとてもわかりやすく解説している本です。

アスペルガー症候群についても、わかりやすく解説がしてあります。

そして、『家族の役割』『友達の役割』などの項目もあります。
この項目は、兄妹姉妹やお友達に、アスペルガー症候群児に接する時のポイントを説明する時、わかりやすく具体的に説明する助けになってくれると思います。

アスペルガー症候群を知るための入門書
として、また、
当該児童の回りに居る子供たち(もちろん大人たちにも)に理解を求める時
に、おおいに役に立ってくれる本だと思います。


* * * * *


ひとつだけ不満を言えば(このような本のすべてにわたって言えることなのですが)、『発達障害児・者へのサポートの仕方・接し方』は丁寧に解説されていますが、「これをするといい」「あれをしてはいけない」と書かれているばかりで、サポートする側の家族や教師やお友達などへのケアやサポートの視点が、全く欠けているということです。

こういう本を何冊も続けて読んでいると、「あれをやれ」「これをやれ」とばかり言われるばかりで、書かれていることが上手く実行できていない時には、責められているような気がしてきてしまいます。

家族など、周囲の人たちへのサポート、セルフケアの仕方などが書かれた本が1冊でもあればいいのに…
とふと思ってしまいました。





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テーマ:福祉関連のおすすめ本 - ジャンル:福祉・ボランティア

『LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害) 』
このLD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害) 子供たちの「学び」と「個性」iconの著者は、日本LD学会会長で、東京学芸大学教授の上野一彦先生です。





『LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害) 』(楽天ブックス)

出版年月 2006年12月



内容は、平成19年度から本格的にはじまった『特別支援教育』にも触れていて、他には読み書きのメカニズムの解説などがあり、LDといわれる15分野で活躍した(している)有名人の紹介表なども詳細です。

全体にあたたかい視点で書かれており、LD児の家族にとって心強い気持ちになれる本だと思います。

+++

中でも私の印象に残ったのは、134ページの

障害に対する本当の理解というのは、その障害のある人々とどのように付き合っていけばよいのかを知ること、お互いに違和感のないスムーズな人間関係の作り方を知ることでもある。お互いにそれがわかりあえたとき、障害は始めて個性となるのではないだろうか。


という部分です。


障害のない人たちが、障害のある人たちを補助するのではなく、お互いにスムーズな人間関係の作り方を知ることが大切。
そして『お互いに』という言葉が、象徴するように、どちらか一方が理解して、もう一方に働きかけるだけでは、良好な人間関係を作る手段を知ることにはならない。
あくまでも人間関係というのは、双方の理解があってこそ成り立つんだよ。

と、書いてあるように、私には思えました。



私の感想はともあれ、しっかりした内容があたたかい文章で綴られているこの本を読むことができるのは、幸せです。




 ⇒ LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害) 子供たちの「学び」と「個性」icon (TSUTAYA online)

私が利用しているオンラインショップのセブンアンドワイでは、まだ取り扱っていませんでした。




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テーマ:福祉関連のおすすめ本 - ジャンル:福祉・ボランティア

『とべ!ちいさいプロペラき』
とべ!ちいさいプロペラきicon』は、男の子が好みそうな絵です。

ノロリも大好きでした。

まだ、空を飛んだことのない小さなプロペラ機が、格納庫の中で、大きなジェット機とひと晩を過ごします。

たくさんのお客さんを運び、大きくて立派なジェット機を見て、プロペラ機はすっかり自信喪失。

でも、ジェット機の話してくれたことを胸に、思い切って大空に飛び立ちます…


+++


人間って、つい他人と自分を比べてしまいますが、視点を変えれば自分の自分に対する見方もまた変わる………

人生経験(?)豊富なジェット機も、もちろんカッコいいです♪







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とべ!ちいさいプロペラき
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発行年月 2000年01月


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